原子の電子配置

1.電子殻

原子核のまわりを飛び回っている電子は、電子殻とよばれるいくつかの層にわかれて存在しており、電子殻は図のように、原子核の内側からK殻、L殻、M殻、N殻・・・と呼ばれる。

それぞれの電子殻に入ることができる電子の数は決まっており、K殻は2個、L殻は8個、M殻は18個、N殻は32個・・・(殻の順番をnとすると2×n2個)まで入る。

 

 

2.電子配置

原子は、その原子番号と同じ数の電子を有しており、これらの電子は原則として原子核に近い殻(K殻)から順に入っていく。例えば、原子番号11のナトリウム原子11Naでは、K殻に2個、L殻に8個、M殻に1個の電子が入っている。

このような電子の配列の仕方を電子配置という。

 

 

3.価電子

原子中で、最も外側の電子殻(最外殻)にある電子を最外殻電子という。希ガス元素を除いて、原子の最外殻電子が1~7個のとき、これらの電子を価電子という。

価電子は、原子がイオンになったり、化学結合を行うときに重要な役割を担い、その原子の化学的性質を決定する。また、価電子の数が同じ原子同士は、よく似た性質を示す。

4.希ガス

周期表のもっとも右側にある元素(18族の元素)を希ガスといい、空気中に微量に存在する。希ガスはほかの元素と異なり、一般に原子どうしが結びつかず、化合物をつくりにくい。これは、希ガス原子の電子配置が非常に安定しているためである。

希ガス原子の最外殻電子は原子間の結合に関係しないので、価電子の数は0とみなす。

希ガス原子は1個の原子で分子として振舞うので、単原子分子という。