化学反応式の係数と反応速度の関係

ひとつの反応でも、着目する物質によって反応速度は異なる場合がある。

例えば、過酸化水素H2O2の分解は

2H2O2 → 2H2O+O2

であるが、2molのH2O2が分解すると1molのO2が生成する。したがって、H2O2の分解速度は、O2が生成する速度の2倍になる。

一方、二酸化窒素と一酸化炭素の反応

NO2+CO → NO+CO2

では、反応式における係数がすべて1なので、どの物質の反応速度も変わらない。

このように、物質それぞれの反応速度は、反応式の係数に比例する。