物質の分離

蒸留

液体を加熱して生じた蒸気を冷却することによって純粋な液体を得ること。

抽出

混合物から目的物質をよく溶かす溶媒を使って分離すること。

【例】植物の葉をすりつぶしてからエタノールを加えると、クロロフィルはエタノールに溶けるので取り出すことができる。

分留

沸点の近い液体の混合物を(沸点の差を利用して)蒸留によって分離すること。【例】原油は多くの成分の混合物であり、分留によって各成分に分離する。

クロマトグラフィー

(吸着剤に)吸着される強さの違いによる移動速度の差によって物質を分離すること。

【例】ろ紙にインクをつけて、ろ紙の下部をエタノールなどの展開液につけると、展開液の上昇とともにインクの成分が分離される(ペーパークロマトグラフィー)。

【例】吸着剤をガラス管(カラム)に詰め、混合物の溶液を上から流すと、吸着される強さの違いで、溶液中の物質が分離される(カラムクロマトグラフィー)。

再結晶

温度による溶解度の違いを利用して、一度溶かした溶液を冷却して1種類の固体を析出させる。

【例】少量のNaClを含むKNO3を、温水に溶かしてから冷却するとNaClは少量なので析出しないが、KNO3は溶解度が小さくなるため、純粋なKNO3が析出する。

ろ過

ろ紙などを用いて、液体に混合している固体を分離する。

【例】白濁した石灰水を、ろ紙に通してCa(OH)2を分離し、透明な石灰水をつくる。